脳梗塞からの生還

後遺症と闘いながら再起不能状態から完全復帰を果たしたカイロプラクターの記録

脳梗塞入院・虎の門病院7日目(8月17日)

      2021/07/30

前回の笑ってしまう …という、ヘンな後遺症の話の続きになりますが、こんな事もありました。
トイレに「カメをおかないで下さい」という貼紙があるんですが、私はこれが可笑しくて可笑しくて…

その頃の私はトイレに行くのも一人では行けず、看護師さんに連れて行ってもらっていました。―恥―

”カメ”というのは汚物が入った容器の“甕”の事なんですが、勝手に“亀”を連想して、笑いが止まらないんです。
(トイレに亀を置かないでって…?そんなやつ居る?)って感じです。

看護師さんは「そんなに可笑しいですかぁ?」と、笑い続ける私を見て困っていましたが、病室に戻っても笑いが止まらない私に、看護師さんも家内も きょとんとしていました。
もう、明らかに脳の変化で、今までと何かが違ってしまっている感じですね

他にこんな事も…

毎日、主治医が回診してくれるのですが、どうやら私は主治医が来てくれても、自分が読んでいる本や新聞を読むのを止めようとしなかったそうです。
(私自身その時は、全くそのことに気付いてはいませんでした )

これは後で家内から聞いた話ですが、主治医から話しかけられても本を読み続ける私の姿を見た家内は焦ってしまい、廊下で主治医に「先生が来てくれても本を読むのを止めないじゃないですか。元はあんな人じゃないんです。先生が来てくれたらちゃんと手を止めて、話しを聞く人なんです。性格が変わっちゃったんでしょうか…?」と聞いたそうです。

「あら、そうだった?突然、殴りかかってくる患者さんもいたりするから、全然気にならなかったわ」と笑っておられたそうです。
アリガタイことに。

そして「でもまぁ、松本さんは前頭葉がやられてて、前頭葉は人が人であることをつかさどる部分だからね。少し変わっちゃう事もあるかもしれない。でも、まだ発症してすぐだからね。様子を見ましょう」という様な事もおっしゃていた様です。

元来私は、家内にも比較的マメに「ありがとう」や「気をつけて」などの言葉をかけていたのに、家内が帰る時も本に目を落としたままうなずいて「ハイ」というだけ、来た時もそっけなく「あっどうも」という感じだったそうで、家内としては今までと明らかに違う私を見て不安 になったそうです。

退院した今振り返ると、入院中は見舞いに来てくれた方々との会話も、背中を向けたまま話していた記憶がある方が何人かいます。
(当時の私には、失礼しているという感覚が全くありませんでした )

皆さん、大変失礼致しました。
どうぞご容赦ください。

この日は高校の後輩、J君が訪ねて来てくれました。
私の同級生から連絡をもらった、とのことです。

後輩にまで心配をかけてしまっていることが心苦しい限りですが、今はそんな事は言っていられません。
ありがたい…と思いながら、昔話に花 を咲かせるのでした。

見舞いの花黄色
(入院中は見舞いに花を差し入れてくださった方も多く、気が紛れて助かりました)

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脳梗塞の後遺症の軽減を目指す方
本当に仕事に復帰できてるか確かめてやろうという方

是非私を見に来て下さい。
今では後遺症があることも分からないと思います。
是非ご一緒にお話ししましょう!

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〒135-0033
東京都江東区深川2-5-8
壮快カイロプラクティック院長 松本斉
電話:0120-63-5374
メール:info@sokai-chiro.com

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脳梗塞経験者にお勧めの本

脳科学者である「わたし」の脳が壊れてしまった――。ハーバード大学で脳神経科学の専門家として活躍していた彼女は37歳のある日、脳卒中に襲われる。幸い一命は取りとめたが脳の機能は著しく損傷、言語中枢や運動感覚にも大きな影響が……。以後8年に及ぶリハビリを経て復活を遂げた彼女は科学者として脳に何を発見し、どんな新たな気づきに到ったのか。驚異と感動のメモワール。


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